映画監督

西川美和

にしかわ みわ

PROFILE

1974年、広島県出身。早稲田大学第一文学部卒。
2002年に平凡な一家の転覆劇を描いた『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビュー。
06年、対照的な性格の兄弟の関係性の反転を描いた長編第二作『ゆれる』を発表し、第59回カンヌ国際映画祭監督週間に出品。09年、僻地の無医村に紛れ込んでいた偽医者の逃走劇『ディア・ドクター』。12年、一組の夫婦の犯罪劇と女たちの生を描いた『夢売るふたり』を発表。
15年、倦怠期の最中に妻を事故で亡くした小説家の心の葛藤と新しい交流を描いた小説『永い言い訳』を上梓後、16年、映画『永い言い訳』を発表。アジア、欧州でも公開される。
21年、佐木隆三の小説『身分帳』を原案とした『すばらしき世界』(主演:役所広司)が、シカゴ国際映画祭外国語映画部門観客賞、第76回毎日映画コンクール日本映画優秀賞ほか。

小説作品に、『ゆれる』(第20回三島由紀夫賞候補)、『きのうの神様』(第141回直木賞候補)、『その日東京駅五時三十五分発』、『永い言い訳』(第28回山本周五郎賞候補・第153回直木賞候補・2016年本屋大賞第4位)。エッセイに『映画にまつわるxについて』『遠きにありて』『スクリーンが待っている』などがある。

長編映画
『蛇イチゴ』(2003)  原案・脚本・監督
『ゆれる』(2006) 原案・脚本・監督
『ディア・ドクター』(2009) 原案・脚本・監督
『夢売るふたり』(2012) 原案・脚本・監督
『永い言い訳』(2016) 原案・脚本・監督
『すばらしき世界』(2021) 脚本・監督

オムニバス短編作品
『female/女神のかかと』(2005) 脚本・監督(原作:乃南アサ/出演:大塚寧々)
『ユメ十夜/第九夜』(2007) 脚本・監督(原作:夏目漱石/出演:緒川たまき・ピエール瀧)

テレビ作品
『いま裸にしたい男たち/宮迫が笑われなくなった日』(NHKハイビジョンスペシャル) 構成・演出 ATP賞・ドキュメンタリー部門優秀賞
『太宰治短編朗読集/駆け込み訴え』(NHK BS2)脚本・監督

WEB
JOHNNYWALKER『KEEP WALKING THEATRE/桂三枝という歩きかた』(2012) 
『Audible モノガタリ by mercari』(2022)

MV
ハナレグミ『Quiet Light』(2021)
竹原ピストル『朧月。君よ、今宵も生き延びろ。』(2022)

CM演出
プラン・ドゥ・シー「親子三代篇/女友達篇」(2013)
ロート製薬「肌研 極潤/『うるおいはこころにも届く』篇」(2014)
ジャパネット「つながる」篇(2016)
ジャパネット「伝える」篇(2017)
伊藤忠商事「ひとりの商人、無数の使命」シリーズ(2017-2018)
ユニクロ「デイリーフィット』篇(2020)
クラシエ「漢方セラピー/目覚め篇・名刺交換篇」(2021)
ジャパネット「勝ち負けではない価値」篇(2021)
キリンビール「麒麟特製レモンサワー/『本日も、気持ちよくおしまいっ』海篇・畑篇」(2023)

CONTACT

取材などお問い合わせは、
下記からメールにてお願い致します。